ワンポイントアドバイス Study Cのエディタ




2014年10月より個人の方を対象に、Study C無料提供を開始しました。
C言語を勉強中の方は、学習・教育に最適なC言語インタープリタのStudy Cを使ってみてください(個人の方は無料です)。
大学・高専・高校などの教育機関での採用実績も多数あるロングセラー商品Study Cが、個人向けに無料提供を始めました。
インタープリタの手軽さに加え、ゲームや3Dタートルグラフィックで楽しく勉強したりと、C言語の学習を強力にサポートします。
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また、このようなボタンの用意されているページでは、掲載しているプログラムをStudy Cに直接ロードし実行したりすることができます。
Study Cにロードする Study Cにロードし編集する Study Cにロードし実行する
Study C無料利用についての詳細は、このページを参照してください。



MAX EDITOR
プログラムを作成する行程で、最も長い時間使用するものがエディタです。 著者も普段は受託開発の業務を行っていますが、通常の開発では1000~2000行程度のサイズのファイルが数個から数十個程から構成されるような開発を行っています。 こうなるとプリンタに印刷して調べたりするのは現実的ではありません(数千行程度から現実的でなくなるのではないでしょう)。 このためプログラム作成やデバッグ時は、もっぱらエディタのみでソースプログラムを取り扱うことになります。
著者の使っているエディタはもちろん自分で開発したMAX EDITORです。 ここ10年程は、何万行のプログラムでもMAX EDITORだけで開発しています(MAX EDITORは初期バージョン完成から10年以上たっています)。 PC98時代のStudy C(ORCHID C)ではメモリの制約から簡単なエディタしか組み込んでいませんでしたが、Windows 9x用ではMAX EDITORをそのままStudy Cに組み込んでいます。 特別C言語講座にアクセス可能な方には、Windows 9x用のMAX EDITORをここから無償で提供しております。

キーボードを中心とした操作
プログラムも長年作っていると頭の中で構想している内容をエディタで入力することにもどかしさを感じるようになります。 そのような時、エディタの操作でマウスに手を伸ばす必要が出てくると大変なストレスを感じるようになります。 さらには、カーソルキーなどのホームポジション以外のキーに手を動かすことすらさけたくなると思います。 著者はエディタでプログラムを作っているときにマウスやカーソルキーをさわることはほとんどありません。
例外)
最も気の抜けた状態で、ソースファイルを眺めるときにマウスを使ってスクロールさせます。 もう少し本気で眺めるときはPageUp/Downキーやカーソルキーで操作します。

カーソル移動/スクロール
カーソル移動はカーソルキーで行っているかもしれませんが、ホームポジションから手を移動させると効率が悪くなります。 他のキーに割り当てられたカーソル移動機能を利用するべきです。 Study C/MAX EIDTORはMifes、VZと同じダイアモンドカーソルと呼ばれるキー配置でカーソル移動を行います。 これはWordStarという昔有名だった英文ワープロが考案したキー配置です。

Study C/MAX EIDTORやMifes、VZなどの通常のエディタは、Ctrlキーと英字キーを押すことによって特殊な機能を実行します。 たとえば、Ctrlキーを押しながらSキーを押すと(^Sのように表現します)カーソルが左に移動します。

カーソルや表示位置の移動に関するキーはキーボードの左側に配置されています。 このうち上下左右移動のS E D Xキーがダイヤモンド型に配置されていることから ダイアモンドカーソルと呼ばれています。
  Q  W  E  R          -  -  上  -
    A  S  D  F          -  左  右  -
      Z  X  C  V          -  下  -  -

Study C/MAX EIDTORのキーボードの左側に割り当ててる機能は以下のようになっています(ダイヤモンドカーソル型のエディタはほぼ同じキー配置だと思います)。
^E ^X ^S ^D     上下左右に移動します
^A ^F           左右に一単語分カーソルを移動します
^W ^Z           上下に1行分画面表示するエリアをずらします(スクロール)
^R ^C           で上下に半画面分表示するエリアをずらします(スクロール)

^Qは特別なキーで^Qを押した後に何かを押すことで別の機能が動作します。
^Q ^S           行頭
^Q ^D           行末
^Q ^R           文書の先頭
^Q ^C           文書の最後
^Q ^F           入力した文字列での検索
^Q ^A           文字列の置換
もちろん、これらの機能のほとんどはカーソルキーやPageUpキーなどにも割り当てられています。

Ctrlキーがキーボードの左下にあると押しにくいため著者は昔からCtrlキーがAキーの左側にあるものを使用しています。 使いにくいと思われる方はCtrlキーとCapsLockキーを交換するソフト(VECTORなどにあります)があるので使われてみてはいかがでしょうか。